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外国為替入門①商品を知る

「短期に向かぬ外貨預金」

外貨投資では外国為替と呼ばれる円と外貨との交換取引を挟むために相場変動の影響を受けます。
外貨の価値が購入時より下落すれば損失を被るわけですが、
欧米やオセアニア地域は日本よりもはるかに金利水準の高い国が多く、
うまく付き合えば為替リスクを補って余りあるくらいに魅力的です。

外貨建て商品には大きく分けて定期預金や投資信託といった比較的貯蓄性があって長期投資に向くものと、投機色の濃い外国為替証拠金取引(FX)があります。

外貨預金は文字通り「預金」。
金融機関の窓口などで手持ちの円を外貨に換え、円預金と同じように期間を指定して預け入れます。
銀行や信用金庫は身近な存在ですし、米国ドルや欧州のユーロなど主要国の通貨はおおむね扱っていますので、一般の個人には敷居が低いでしょう。

一方、円と外貨を交換する際に米ドルの場合なら1ドルで1回あたり最大1円という高めの為替手数料がかかるほか、期日前解約に制限があります。

この1円、決してバカに出来ません。
たとえば1000ドルを3ヶ月間、年率4%で預けた場合、
為替手数料は預入時に1000円、解約時に1000円で合計2000円かかります。
しかし預金利息は20%の国税・地方税を差し引くと8ドル程度。
為替相場が変動しなかったとしても半年以上預けないと元は取れません。

つまり為替差益を得られる見込みがないと短期投資には不向きです。

投資信託は集めた資金を債券や株式、不動産などで運用し、実績に応じて還元を受けられる仕組みのことです。
ファンドマネージャーと呼ばれる専門家が運用し、預金とは異なり元本や利回りの保証はありませんが、
短期国債中心の投資で安全性を高めたMMFでは解約の自由度が高くなっています。
為替変動への影響度や手数料はファンドによって違い、販売手数料や管理手数料などがかかります。

投資信託と預金の違いは資産保全の面にもあります。
投信は信託財産が別管理され、販売会社が消滅したとしても全額戻りますが、
外貨預金は銀行などが加入している預金保険の対象外である点に注意しなければなりません。
万一、取引金融機関が倒産すればお金が戻ってこない恐れがあります。



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