株式や債券に広く分散投資をしていくうえでも、
売買のタイミングや銘柄の入れ替えは重要なことのように思えます。
しかし、実際はあまり意味がない、という調査結果があります。
ちょっとショッキングな調査結果ですが、
米国の年金ファンドの運用結果を分析した時、
実際の運用成績に比べて、
「銘柄選択を行わない場合」
「投資タイミングを考えない場合」
「銘柄選択も投資タイミングも考えない場合」
と3つのシミュレーションをしてみたところ…
全く影響がないどころか、この順番で年間収益率が高くなってしまったのです。
このことから、いわゆる「ポリシー・アセット・アロケーション」と呼ばれる分散投資を最初に行うときに決める基本的資産配分の重要性がわかります。
運用のプロでさえ、銘柄の選択効果や投資タイミングの効果がなかったことは、かなりインパクトのある事実だといえます。
個人投資家が参考にするなら、分散投資の資産配分を作り上げたら、
「リバランス」と呼ばれる資産配分を最初に決めた割合に戻す微調整以外は、
あまりと失いように手をつけないほうが無難です。
その資産配分を決める方法は過去の長期統計を用いるわけですが、
これはあくまで過去の結果です。毎年のバラツキを考えると工夫も必要です。
そこで個人ができる簡単な方法として、
投資の開始時期を分けることです。
一気に投資を開始するのではなく、数年の期間をかけて分散投資を始めれば、
統計のバラツキをうまくブレンドさせた資産の組み合わせを結果として取り入れられます。
また、この投資の成果はやはり、最初の調査結果のように、
短期的にあれこれ銘柄を入れ替えたりすることは避けたほうが、
結果的にはしなくてもよい投資内容の見直しをしなくてすみます。
そして最後に投資を終わる時も、
始める時と同様に数年の時間をかけてマーケットから徐々に出てゆくことが大切です。
まずは上手い人のマネをしてコツをつかむのが上達の近道です。
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