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信用取引・実戦編④追加保証金が必要な場合

~担保不足でも保有継続~

建玉の含み損が拡大すると担保不足になることがあります。
この担保不足とは、建玉に対する実質的な委託保証金額の割合が「委託保証金維持率」という基準を下回る状態を指します。

インターネット証券の多くは、委託保証金維持率は委託保証金率よりも少し低めに設定しています。
委託保証金率が30%なら、委託保証金維持率は25%といった具合です。

委託保証金を100万円差し入れた例を見て見ましょう。
委託保証金率が30%だと、新規で約333万円までの取引ができます。
そこで1000円の株を3000株信用買いしたとします。
取引額は300万円。委託保証金維持率が25%とすると、
この建玉を持ち続けるためには委託保証金が75万円以上必要です。

そのご、株価が900円に下がったとします。含み損は30万円。
信用取引・実戦編③で紹介したように、含み損額は委託保証金から引かれるので、実質的な委託保証金は、
100-30=70万円になります。

ということは取引額300万円の建玉を維持する上で、必要となる委託保証金額の75万円を下回っています。
これが「担保不足」の状態です。
担保不足になっても建玉を持ち続けたい場合は、追加保証金(追い証)を差し入れる必要があります。
差し入れる最低額は各証券会社の基準によります。

例えば「委託保証金率の30%を回復するまで」なら、
取引額300万円の30%にあたる90万円になるまで、ということです。
この時点で実質的な委託保証金額は70万円ですので必要最低な追加投入額は20万円です。

期限までに追い証を入れなければ、建玉は強制的に処分され、
損失分が委託保証金から差し引かれます。
他方で、追い証を入れれば建玉は持ち続けられますが、
その後も含み損が膨らめば、何度も追い証を入れなければなりません。

このような状態に陥るのはとても危険です。
担保不足にならないように取引額や損益の管理をしっかり行うことが大切です。



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