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信用取引素朴な疑問③権利付き最終日要注意

配当金の権利がもらえる「期末の権利付き売買最終日」。
この日を挟んで信用建て玉を持った場合、配当金はどうなるのでしょうか…?

信用買いの場合、配当金が払われるときに(税引き後の)配当金相当額が
証券会社の口座に振り込まれます。
ちなみにこの配当金相当額は税制上、配当所得ではなく、譲渡益として扱われます。

対して信用売りをしている人は配当金相当額を払う必要があります。
建て玉を決済する際に予定配当金額が引かれ、
確定した配当金額が予定額と異なる場合、その差額分を証券会社とやり取りします。
つまり、信用売りの人は配当金相当額が売買コストに加わることになります。

ところで、権利付き売買最終日を挟んで信用建玉を持つと、
配当金相当額以外にも通常とは異なるコストが生じます。

ひとつは名義書き換え料です。
信用買い・信用売りともに、1売買単位に付き52.5円(税込み、円未満は切り捨て)がかかります。

また、金利や貸株料、逆日歩がかかる日数も通常とは違ってきます。
決算期末日は取引所で決済を行わないため、権利付き売買最終日は期末日の5営業日前です。
これにより期末日の前日に受け渡しが完了します。
権利付き売買最終の翌日の権利落ち日の取引は、本来なら受渡日となるはずの4営業日目は取引所が決済を行わないので、受渡日はその翌日に。
つまり権利落ち日に約定した取引の受渡日は5営業日目になります。

買い方金利や貸株料は受渡日ベースで計算されるので、
「今日建玉を持って、明日返済した」
という約定日ベースが2日の場合でも、権利付き売買最終日を挟むと1日分余計にコストがかかります。
権利付き売買最終日が金曜日なら間に土日が入るため、受渡日はさらに2日増えます。

権利付き売買最終日に逆日歩がついている場合、
この日だけで2日分かかります。(土日が入ると4日分)
ちなみに逆日歩の付いた銘柄を信用買いしていると、
建玉の株数に応じた逆日歩分を受け取れます。

信用買いの人にとって逆日歩は「もらえる逆コスト」といえます。



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